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長浜城

長浜城

長浜城の基本情報

名所長浜城
別名:今浜城
文化財史跡
区分
市指定史跡
住所〒526-0065
滋賀県長浜市公園町10-10
☎0749-63-4611※長浜城歴史博物館
築城1573年
築主羽柴秀吉
入場料大人400円
小中学生200円
※長浜市・米原市の小中学生は無料









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長浜城の歴史

1573年、浅井長政の小谷城を陥落させた功績によって、羽柴秀吉が織田信長から浅井領12万石を拝領して築城した城です。

必要な材木は小谷城などから転用し、当時、今浜と呼ばれていた地名も織田信長の一字をとって長浜と改名しました。

琵琶湖岸にある立地を利用して、築城当時は湖水に石垣を浸すようにし、城内の水門から湖までが繋がっており、船によって行き来ができるようになっていたようです。

長浜城は秀吉にとって初めての居城でしたが、1582年に本能寺の変が起こり、織田信長が死去した後、清須会議により長浜の支配権は柴田勝家のものとなりました。

しかし、対立関係となっていた秀吉と勝家の争いが起こり、長浜城へと入城していた勝家の甥・柴田勝豊は秀吉に攻められ降伏、山内一豊が入城しましたが1586年の天正地震で城は全壊しています。

1615年長浜城は廃城となり、木材などの資材は彦根城の築城に流用されました。
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長浜城の観光ポイント

現在は石垣や堀などの遺構が残っていますが当時の建物はなく、1983年に犬山城などをモデルとして復元された模擬天守があります。

また、天守内は市立長浜城歴史博物館として利用されており、2階は企画展示、3階は秀吉と長浜と題された常設展示が行われています。

模擬天守が建っている天守台も当時のものではなく、豊公園から歴史博物館へ向かう途中に本丸跡の石碑が建っています。

日本さくら名所100選にも選ばれているこの場所は、長浜城歴史博物館を取り囲むように600本もの桜が植えられており、天守とのコントラストも美しく、天守最上階の展望台からの眺めも最高です。

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