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お城マニアが教える名城の歴史
根城

根城

根城の基本情報

名所根城
文化財史跡
区分
国の指定史跡
住所〒039-1166
青森県八戸市根城字根城47
☎0178-41-1726(史跡根城の広場)
築城1334年(建武元年)
築主南部師行
入場料史跡根城の広場(本丸):一般250円(高大学生150円小中学生50円)
博物館+史跡根城の広場共通券:一般400円(高大学生240円小中学生80円)
スタンプ
設置場所
①史跡根城の広場料金所
②八戸市博物館受付
③史跡根城ボランティアガイドハウス窓口


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根城の歴史

日本100名城の一つに数えられる根城は歴史が古く、南北朝時代に創建された城で国の史跡にも指定されています。

城主の南部氏は南朝方に属する北畠顕家が後醍醐天皇の皇子である義良親王を奉じて陸奥国に下った際に同行し国代として任じられた人物です。

その後、一時は津軽地方にまで勢力を伸ばしますが、京で南朝方が弱体化するにつれて南部氏の勢力も衰えていきました。

1393年には南部氏8代の八戸政光が南部氏の御家再興を図るも三戸南部氏が徐々に力をつけはじめ、1590年には南部氏宗家の三戸城主・南部信直が小田原討伐の際に豊臣秀吉に帰参し、このとき根城も宗家の支配下に組み込まれました。

それから2年後の1592年には秀吉の命により、城は破壊されてしまいましたが館は残され八戸氏の本拠となりました。

江戸時代に入り、宗家の南部利直が盛岡城を築城し、盛岡藩を開くと八戸氏も盛岡藩領に帰属し、1627年22代の八戸直秀が遠野城に領地替えとなり、根城は廃城になりました。

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根城の観光ポイント

空堀や土塁、館跡の礎石などが遺構として見られる他、根城本丸には11年間に及ぶ発掘調査で得た情報をもとに主殿・中馬屋・工房・納屋・東門が復元されています。

中馬屋近くには高さ20mにもなる大銀杏があり、築城当時からあったと言われています。

この他、本丸内には当主の家族が生活していた奥御殿や当主が普段生活し、重臣たちとの話し合いも行っていた常御殿の跡がありますが建物は復元されていません。

本丸入口にある工房では八幡馬の絵付けや八戸地方の民俗芸能である「えんぶり」で太夫がかぶる烏帽子をかたどったミニミニ烏帽子作りなどの体験ができます。

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