白河小峰城
白河小峰城の基本情報
名所 | 白河小峰城 別名:小峰城 |
文化財史跡 区分 | 国の指定史跡 |
住所 | 〒961-0074 福島県白河市郭内 ☎0248-22-1147(白河観光物産協会) ☎0248-22-1111(白河市役所) |
築城 | 1340年 |
築主 | 結城親朝 |
入場料 | 無料 |
スタンプ 設置場所 | ①JR白河駅内観光案内所 ②白河集古苑(城山公園内) ③三十櫓・二ノ丸茶屋 |
白河小峰城の歴史
南北朝時代に結城親朝がこの地に築城しました。以来白河結城氏の城でしたが豊臣秀吉が行った奥州仕置により、この地は会津領となり蒲生氏・上杉氏と城主をかえ、再度蒲生氏が入城するも1627年に丹羽長重が棚倉城より移封となり、幕府の命を受け、城郭の大規模な改築が行われました。
その後も城主は7家21代交代し、1867年阿部氏が棚倉藩に移封された後は幕領となったため、白河小峰城は二本松藩丹羽氏の預かりになりました。
戊辰戦争の際には二本松藩は奥羽越列藩同盟に参加、白河小峰城も白河口の戦いの舞台となり、その際に城の大半を焼失、落城となりました。
明治時代には曲輪や土塁、石垣、濠が残るのみでしたが、1991年に本丸跡にある三重櫓、1994年には前御門が復元されました。
白河小峰城の観光ポイント
日本の復元された城郭の中でも珍しい木造の櫓です。この櫓を復元する際に用いられたのは、戊辰戦争の戦地となった松並稲荷山の杉の木で、中に入ってよく見ると柱に激戦の跡を見ることができます。
平成22年には国指定史跡に指定されていますが、東日本大震災により一部石垣が崩壊するなどの被害を受けました。
現在は入城可能となっていますが、一部入れないところがあるかもしれません。
この修復は平成30年に全面修復を目指しているそうです。
しかし、復元された三重櫓や前御門、桜は無事だったようです。白河小峰城に行く際には修復工事個所に気を付けてください。
桜といえば、白河小峰城の三重櫓横の桜には伝説が残っています。
江戸時代、寛永年間に城の大規模な改修を行ったとき、本丸の石垣が何度も崩壊してしまったそうです。
そこで人柱を立てることになり、ある日最初に城へ来たものを人柱とすることになりました。