岡城
岡城の基本情報
名所 | 岡城 別名:臥牛城 |
文化財史跡 区分 | 国の指定史跡 |
住所 | 〒878-0013 大分県竹田市竹田2889 ☎0974-63-1541(観覧料徴収所) ☎0974-63-4818(竹田市教育委員会文化財課) |
築城 | 1185年 |
築主 | 緒方惟義 |
入場料 | 料金:高校生以上300円(小中学生150円) 駐車場:無料 |
スタンプ 設置場所 | ①観覧料徴収所(総役所跡) 午前9時~午後5時※年末年始は休み |
岡城の歴史
岡城は標高325メートルの天神山に築かれた梯郭式山城で、1185年に源頼朝に追われた義経を迎えるために緒方惟義が築城したのが始まりだそうです。1334年、南北朝時代に後醍醐天皇に支持された大友氏の一族によって拡張され、この頃に岡城と呼ばれるようになったとされています。
その後、1586年に耳川の戦いで大友氏が衰退すると薩摩の島津氏は、この機をついて快進撃を見せましたが、当時の岡城の城主で大友氏の重臣であった志賀親次は島津軍を撃退しています。
しかし、1593年の文禄の役では大友吉統が所領を没収され、志賀氏も岡城を去りました。
翌年の1594年に、播磨国三木から中川秀成が移封され岡城に入城、大規模な修築を行いました。
本丸や二の丸、三の丸御殿、櫓などが造営され、大手門の位置も現在の位置に改められましたが、1771年に起きた大火で本丸や西の丸など城の大半が焼失しています。
1871年の廃城令を受けて岡城は廃城となり、建物は全て破却されて石垣のみが残されました。
岡城の観光ポイント
滝廉太郎の「荒城の月」は、この岡城をイメージしていると言われています。幼少期を竹田市で過ごした滝廉太郎は、荒れ果てた岡城で遊んだことがあったのでしょうか。
しかし、歌詞の内容は岡城をイメージしたものではなく、仙台城や鶴ヶ城や九戸城だそうです。
それでも石垣のみが残る城跡に桜の花が咲き、秋には美しい紅葉に彩られる姿は情緒たっぷりです。