高知城と一緒に観光したい周辺おすすめスポット
高知城の日曜市
高知城の大手門付近で行われる日曜市。こちらは元禄三年(1690年)から約300年以上も続いているイベントになります。開催時間はいずれも朝早く、夏の時期(4月~9月)は午前5時から午後6時まで。冬の時期(10月~3月)は午前5時半~午後5時まで開催。
実際に観光で行かれる際には午前中がお勧めです。午前中の方が比較的空いているので歩きやすく、商品の品数も揃っているからです。
地元の野菜や果物、魚類、菓子などから、包丁等の金物も出店しているのでバリエーションは豊富です。
また、1.3kmの道の両側にお店が並んでおり、買いたい物を見つけた場合は往路ではなく復路の方がお勧めです。
理由は同じ商品でも価格がお店によって違うことがあるので、自分で比較したり、お店の人に値段交渉をしてみてはどうでしょうか。
ひろめ市場で美味しい食に出会う
ひろめ市場は日曜市の東側の端の方に位置します。ひろめ市場には、高知の美味しい食べ物や特産品等が揃っているので楽しめます。予算としては、何種類かの名物を食べ歩いても大体1,000〜1,500円で満足できるのではないでしょうか。もちろんお酒もありますよ。
丼物であれば500円前後でお腹いっぱいになれます。 お寿司や刺身はテイクアウトして宿泊先で楽しむ観光客もいるようです。※テイクアウト可能かは店舗で確認ください。
龍馬誕生祭は見応え十分
高知県と言えば、薩長同盟の締結や大政奉還など数々の功績を残した偉人「坂本龍馬」の出生地です。その坂本龍馬の誕生の地が「高知市上町1丁目」とされ、現在は碑が建っています。
その龍馬の誕生日であり、同じくして命日にもあたる11月15日には毎年この場所で「龍馬誕生祭」が開催されます。
お祭りでは約30チームからなる「よさこい演舞」が披露され、龍馬ファンだけでなく多くの観光客が集まり賑わいます。
静かに参拝できる山内神社
山内神社は高知城から鏡川に向かって歩き、ちょうど突き当たった場所に山内神社があります。こちらは山内一豊をはじめ、歴代の土佐藩主が祀られている神社です。秋には紅葉が美しい場所でもあります。
鳥居から本殿までの参道脇には、歴代の家老達が寄進した古びた灯籠があり、説明板を見て楽しむことができます。
煌びやかな神社ではありませんが静かにゆっくり参拝できる場所です。
歴史ある城西館では婚礼が行える
高知城の直ぐ近くにある「城西館」は明治7年から140年間創業している老舗旅館です。この旅館は皇族の常宿であったり、各界の著名人達が利用してきました。著名人ご用達ということもあり、サービスやおもてなしが行き届いていると非常に評判の良い宿として有名です。
多くの旅行代理店から様々な部門で第1位となり、またプロが選ぶ旅館100選等にも何度かの受賞歴があります。
また、城西館では婚礼を行うことが可能です。館内には本格的な神殿があり、出雲大社のご祭神が祀られています。
帝冠様式の素晴らしい県立追手前高校
高知城から徒歩圏内にある県立追手前高校、略称は「追手(おうて)」と呼ばれています。追手前高校は長細い白い塀が並び、中央には写真のような時計台があります。一見お寺のように見える変わったデザインの建物です。
この校舎は1931年(昭和6年)に建てられ、帝冠様式で造られています。外観は西洋的なコンクリートの建物に和風様式の屋根をのせています。
学校なので中に入ることはできませんが、外観だけでも素晴らしい建物なので見て頂きたいスポットの一つです。
がっかり名所じゃない!はりまや橋
日本三大がっかり名所と呼ばれている高知県の「はりまや橋」ですが、目に映る物だけで判断するのではなく、その場所に意味があることにも着目していただくと見方が変わるのではないでしょうか。昔、この場所に武市半平太や坂本竜馬、中岡慎太郎などの著名人が歩いたことを思いを巡らせてみましょう。すると違った印象を受けるのでは….。
高知駅近くにある「龍馬伝」幕末志士社中
JR高知駅近く「とさてらす」と同じ敷地内にあるのが「幕末志士社中」です。以前までは有料でしたが、現在は入場無料となっています。こちらの建物はNHK大河ドラマ「龍馬伝」で使われた龍馬の生家セットがそのままあり、龍馬ファンだけでなくドラマ出演者のファンの方々にも撮影現場の雰囲気等が楽しめます。
記念撮影コーナーや隣の物産店「とさ屋」で購入したものを飲食できる「茶屋コーナー」ではゆっくり休憩できます。
また、高知駅よりもお土産の品数が豊富なので、こちらで購入しても良いのではないでしょうか。
展示物と建物が両方楽しめる高知県立高知城歴史博物館
高知城の追手門近くに高知県立高知城歴史博物館があります。 ここは「志国高知 幕末維新博」がメインとされている会場です。土佐の歴史から幕末・維新の歴史、土佐藩主・山内家伝来の貴重な宝物が期間ごとに入れ替えられて展示されています。
また、高知城歴史博物館の2階には高知城を眺められる喫茶室があり、ゆっくり休憩しながら高知城を楽しめます。
さらに最上階の展望ロビーからは、迫力ある高知城を観覧できます。
この建物は2017年にオープンしたばかりの新しい博物館です。内壁はヒノキを組み合わせたモダンな造りとなっており、とても良い香りが漂ってきます。
他にも土佐和紙や漆喰など土佐の伝統名産品が使用されており、歴史に詳しくなくても建物だけでも楽しむことができるスポットです。
旧山内家下屋敷長屋展示館は貴重な建物
山内神社の近くに「旧山内家下屋敷長屋展示館」があります。見学料は無料です。こちらは幕末の元藩主・山内容堂によって下屋敷として建てられた遺構になります。
造りは17間半×2間半の入母屋造りの2階建となり、1階は5室に分れて幕政後期の土佐藩士や庶民が使用した用具や和舟などが展示されています。
これらは国指定重要文化財建造物とされ、近世の武家長屋建築でこれだけ大きな規模を持つものは少なく、全国的にみても貴重な建物になります。
実際に中に入ると天井が低くため、注意しないと頭をぶつけてしまいます。
ホテル三翠園の門の内側横から入れるのですが、「入口が分かりにくい」とよく言われるので確認してから行きましょう。