足利氏館
足利氏館の基本情報
名所 | 足利氏館 |
文化財史跡 区分 | 国の史跡 国宝1棟 重要文化財2棟 |
住所 | 〒326-0803 栃木県足利市家富町2220 ☎0284-20-2230(足利市教育委員会事務局文化課) |
築城 | 1196年 |
築主 | 足利義兼 |
入場料 | 鑁阿寺:無料(見学自由) |
スタンプ 設置場所 | 鑁阿寺本堂事務所 |
足利氏館の歴史
現在は「金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺(こんごうさん におういん ほっけぼう ばんなじ)」という寺院ですが、元々は源姓足利氏の館であったことから日本の100名城の一つとしても知られています。鑁阿寺というのは大日如来を奉納した足利義康の戒名が鑁阿であることに由来します。
足利氏館は源義康(足利氏の祖)がこの地に館を構えたのが始まりと言われており、四方に門があり、土塁や堀が巡る武家屋敷でした。
1196年に足利義康が館内に大日如来を奉納し、持仏堂と堀内御堂を建立したことから寺院としても長い歴史があります。
現在のような伽藍が整備されたのは足利義氏の時で足利氏の氏寺となりました。
そのため、足利館とはいうものの実際には館は残っていません。それでも先にも書いたような鎌倉時代の武家屋敷の面影はしっかりと残っています。
足利氏館の観光ポイント
足利館には国宝に指定されている本堂の他にも国指定の重要文化財である鐘楼や経堂、栃木県の指定有形文化財である御霊屋、多宝塔、太鼓橋、東門、西門、仁王門など見どころが沢山あります。また、境内は誰でも無料で散策することができますが事前に予約すると本堂の内部を拝観させてもらうこともできます(有料)。
特に本堂や鐘楼は鎌倉時代のものでなかなか見ることができない貴重な歴史的建造物です。
本堂は密教寺院でありながら禅宗の要素が取り入れられています。
歴史の重みを感じる本堂にお参りしてからゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。
その他、鑁阿寺は関東八十八か所霊場の第16番札所であり、下野三十三観音霊場の第28番札所、足利七福神の大黒天ですので、御朱印を集めている方は是非とも御朱印張をもって出かけてみてください。
御朱印は本堂にある御守授与所で頂くことができます。
建造物の他にも室町時代の大日如来像や木造の足利歴代将軍坐像、同じく木造の不動明王などの彫刻が栃木県指定有形文化財に指定されており、多くの歴史的資料を目にすることができる貴重な場所です。