多賀城
多賀城の基本情報
名所 | 多賀城 |
文化財史跡 区分 | 国の特別史跡 日本三大史跡 |
住所 | 〒985-0864 宮城県多賀城市市川立石(多賀城跡あやめ園住所) ☎022-368-0134(多賀城市埋蔵文化財調査センター) |
築城 | 724年 |
築主 | 大野東人 |
入場料 | 無料(見学自由) |
スタンプ 設置場所 | ①JR仙石線多賀城駅内 ②多賀城市埋蔵文化財調査センター展示室 |
多賀城の歴史
奈良時代から平安時代にかけて、東北地方の政治や文化の中心として鎮守府(軍政のための役所)や陸奥国府がおかれていたこの場所は、奈良に都をおいた大和朝廷にとって蝦夷を制圧するための重要な軍事拠点でした。城内は約900メートル四方もあり、重要な政務や儀式を執り行うための政庁がありました。
また、多賀城には附属の寺院があり、この時代の政治が仏教と強い繋がりがあった事をうかがい知ることができます。
菅原道真を祀っている大宰府天満宮が有名な「大宰府」奈良の都「平城京」蝦夷を制圧するための城柵「多賀城」は日本三大史跡と呼ばれており、国の特別史跡としても指定されています。
正式には特別史跡多賀城附寺跡といい、多賀城の他附属の寺院跡や国司の館跡と思われる館前遺跡・奈良時代の製鉄所と考えられる柏木遺跡(史跡公園)・都から赴任した国守の館跡である山王遺跡なども含まれています。
多賀城の観光ポイント
多賀城は広範囲にわたって見どころが沢山あります。多賀城跡では発掘された礎石の位置などから当時の多賀城の様子をうかがい知ることができます。
特に政庁跡の桜が見事に咲く時期には隠れた花見スポットとしても知られており、緑の息吹の中を散策するにはピッタリの場所です。
多賀城政庁跡には762年~780年頃の建物の様子を再現した模型も展示されています。
外郭築地塀跡側の入り口付近には日本三古碑の一つで壺碑とも呼ばれている古碑があり、多賀城の創建や平城京からの距離などが141文字で記されています。
この古碑は松尾芭蕉の奥の細道にも登場し、対面した時の芭蕉の感激が記されています。
多賀城跡から東北本線国府多賀城駅を挟んで反対側には多賀城と共に建立された寺院の跡地があり、史跡公園として整備されています。
さらに多賀城の歴史にふれたいときには埋蔵文化財調査センターをオススメします。
こちらには多賀城の発掘調査で出土した数々の貴重な歴史的資料が常設展示されており、古代の歳の様子をさらに詳しく知ることができます。