山中城
山中城の基本情報
名所 | 山中城 |
文化財史跡 区分 | 国の史跡 |
住所 | 〒411-0011 静岡県三島市山中新田410-4 ☎055-971-5000(三島市観光協会) |
築城 | 1558~1570年 |
築主 | 北条氏康 |
入場料 | 無料(見学自由) |
スタンプ 設置場所 | 山中城跡売店 |
山中城の歴史
小田原城の支城として箱根峠よりも三島市よりに築城された小田原北条氏の城です。築城当時は甲斐の武田信玄を警戒して作られたようですが対豊臣秀吉として小田原の西側を防御する目的もあり、東海道を取り込む形で城が造られ防衛拠点として重要な役割を果たしていました。
小田原北条氏・4代目の氏政の時には豊臣秀吉との関係が悪化し、西側からの攻撃に備えて山中城は改修されますが1590年、改修工事が終わらないうちに小田原征伐が行われ、豊臣秀吉の軍勢が山中城に迫りました。
当時、山中城にいた小田原方の武将は北条氏勝・松田康長・間宮康俊らと約3000の兵に対して迫る豊臣軍は豊臣秀次が率いる70000もの大軍でした。
北条方は間宮康俊が自ら200人ほどの兵を率いて応戦し、氏勝らを撤退させました。
間宮の勇猛果敢な働きにより豊臣側も多くの戦死者を出しますが、兵力の差は歴然としていてわずか半日で山中城は落城し、城は廃城されてしまいました。
山中城の観光ポイント
山中城は築城技術に優れていたという小田原北条氏ならではの工夫が随所になされており、石垣が作られておらず土塁や空堀を巧みに利用し、また、障子堀・畝堀といった独自の堀で城の防御を固めていました。城内には田尻の池と箱井戸の二か所に水が溜められていて水不足に備えていたようです。
現在、山中城内には国道1号線が通っており、山城でありながらアクセスは良好です。
無料の駐車場もあり、晴れた日には美しい富士山を見ることもできます。