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彦根城博物館の見どころ

復元された彦根城表御殿

彦根城表御殿の中庭彦根城博物館には復元された彦根城の表御殿(おもてごでん)が観覧できます。

表御殿は元々彦根藩の住まいとして使用されていた建物です。

明治時代初期に取り壊されグラウンドとなりましたが、昭和50年代に当時のような建物に復元しようという活動が進められ、絵図や古写真が資料として用いられました。

外観はコンクリートを使用していますが奥向きの空間は木造を使用し、忠実に復元されており、建物だけでなく樹木等も再現されました。

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江戸時代から現存する貴重な能舞台

能舞台能舞台は彦根城の中央に位置し、表御殿の中で現存しているのは能舞台のみと貴重な建物になります。

毎年開催されている「彦根城能」「狂言の集い」は、こちらの能舞台で鑑賞することができます。

また、後ろの壁には松、横には竹の絵が描かれています。

由緒ある能舞台で伝統芸能を鑑賞したい方にはおすすめです。

貴重な展示物は必見

井伊旗印彦根城博物館には復元された建物だけでなく、実際に当時使用されていたものが展示されています。

その中の一つに1614年の「大阪冬の陣」で、実際に使用されたとされる赤地に金の縦横二本ずつの線が混ざりあった漢字の井のようなマークの旗印が展示されています。

他にも甲冑や刀等、レプリカを含みますが当時使用されていた貴重な展示物が観覧することができます。

迫力満点の井伊家の甲冑

井伊家甲冑井伊家の甲冑は「赤備え」と呼ばれるもので大将以下全員が赤備えで戦って来ました。

黒基調に半分以上の部分が朱色に塗られているのが特徴です。

その色合いから強そうな印象を受け、兜についている大きな金の角が更にその迫力を感じさせます。

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浮世絵の源流となった彦根屏風

彦根屏風彦根屏風は、江戸時代初期に描かれた絵画で風俗画となっています。

近世初期の風俗画を代表する作品の一つで1955年に国宝として認定された貴重な絵画です。

華やかな世界の遊里や歌舞伎をテーマにしていますが、哀愁も感じられる作品です。

彦根屏風は有名な浮世絵の元になったことでも知られています。

復元模型彦根城が丸わかり

彦根城博物館には城内が一望できる復元模型彦根城の模型を展示しています。

写真の手前に見えるのが表御殿です。

広い彦根城を歩いて鑑賞するのも良いのですが、全体的にどのような設計なのかわかりづらいですよね。

彦根博物館で復元模型で全体を把握してから散策するのもおすすめです。

重要文化財の太刀銘国宗(伯耆)

伯耆(ほうき)は12代井伊直亮(いいなおあき)の指料(さしりょう)で、昭和34年に重要文化財として認定されています。

当時の指料帳には、「備前三郎国宗」の刻印があったため、備前国宗が作ったと思われていたようです。

しかし、少し荒い部分があるなど、伯耆のものに共通している部分が多いことから、現在は伯耆国宗となっています。

貴重な大洞弁財天の古絵図

彦根城博物館大洞弁財天の古絵図を彦根博物館が購入しました。これは大阪市内の書店見つかったようです。

江州犬上郡大洞弁財天并遠景図は、縦約47cm・横約55cmの絵画で清涼寺や彦根城なども描かれています。

また、この絵画は建物の有無を見ると18世紀末の時代が描かれていることが予想されます。

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