彦根城
彦根城の基本情報
名所 | 彦根城 別名:金亀城 |
文化財史跡 区分 | 国宝 現存天守 国の特別史跡及び名勝 |
住所 | 〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1 ☎0749-22-2742(彦根城管理事務所) |
築城 | 1622年 |
築主 | 井伊直継 |
入場料 | 彦根城+玄宮園:一般600円小中学生200円 玄宮園:一般200円小中学生100円 |
スタンプ 設置場所 | 彦根城表門券売所 |
彦根城の歴史
彦根城は現存天守を有する江戸時代の城で国宝に指定されています。金亀山という標高50mの場所に築城された平山城で譜代大名の井伊氏が14代に渡り城主を務めました。
1600年、関ヶ原の戦いの後、石田三成の居城であった佐和山城に入城した井伊直政は佐和山城が石田三成の居城であったことや縄張りが中世の古いものであったことを嫌がり琵琶湖の湖岸に近い場所へ城を築城したいと願っていました。
しかし、関ヶ原の戦いで受けた傷がいえることはなく1602年に死去し、その後井伊家の家督はまだ幼かった直継が継ぐことになりました。
そこで直政の遺臣、木俣守勝は徳川家康と相談し、1603年に彦根城の築城を開始しました。
築城は天下普請で行われ天守が完成すると同じころに直継が入城しました。1616年には彦根藩による工事が行われ、1622年彦根城が完成しました。
当初18万石であった井伊氏の所領はその後加増に加増を重ね、1633年には徳川幕府譜代大名の中ではトップクラスの35万石になりました。
しかし、戦国時代に砦としての役割を果たし、自身の領地を統括支配するため又は侵略してくるものに対しての軍事施設であった城郭は江戸時代になり、藩政を行う中心が陣屋に移ってから天守などは権勢を示すためのシンボルでしかなくなってしまい、そのほとんどは倉庫のような役割をはたしていたと言われています。
幸いなことに明治維新後の廃城令で多くの城が破却される中、彦根城は破却を免れ、現在にその姿をとどめています。
彦根城の観光ポイント
彦根城は国宝である天守や多聞櫓の他、櫓や門、馬屋など5棟の重要文化財も有しています。また、琵琶湖に面し、琵琶湖国定公園第1種特別地域に指定されている名勝で城跡は国の特別史跡にも指定されています。
石垣や土塁、堀なども良く残っています。近年、大河ドラマになった井伊直虎は彦根藩初代藩主・井伊直政の養母だそうです。
場内では櫓の内部が一般公開されており、櫓内では井伊氏にまつわる展示が行われています。