松本城
松本城の基本情報
名所 | 松本城 別名:深志城 |
文化財史跡 区分 | 国宝 国の史跡 現存天守 |
住所 | 〒390-0873 長野県松本市丸の内4番1 ☎0263-32-2902(松本城管理事務所) |
築城 | 1504年 |
築主 | 小笠原貞朝 |
入場料 | 一般610円 小中学生300円 |
スタンプ 設置場所 | 松本城管理事務所 |
松本城の歴史
時は戦国時代、1504年に信濃守護家であった府中小笠原氏が支城の一つとしてこの地に城を築いたのが始まりとされています。甲斐の武田信玄が信濃に侵攻を開始すると1550年7月には小笠原家の本城である林城と共に松本城(当時は深志城と呼ばれていたそうです)が落城し、小笠原氏は追放されました。
小笠原氏を打ち破った武田信玄は林城を破城して、この松本城に城代として馬場信春を配置し、松本盆地を支配下に置くことに成功しました。
しかし、その後は北信濃を巡って小県の村上義清、越後の上杉謙信と覇権争いを繰り広げ、北信濃を一時領国化するも、武田氏は滅亡してしまいます。
武田氏に代わって織田信長が木曾義昌に松本城を安堵するも本能寺の変が起こり、武田氏の遺領は上杉景勝に擁立された小笠原洞雪斎が奪還。
のちに徳川家康の旗下となった小笠原貞慶が領地を回復し、深志城もこの時に松本城と名を改めたということです。
1590年に豊臣秀吉が小田原征伐を行うと徳川家の関東移封に伴い、当時松本城の城主であった小笠原氏も下総古河へと転封されました。
松本城には小笠原氏に代わり石川数正が入城し、城下町の整備を行うと共に城郭も整備されました。
松本城の観光ポイント
松本城は全国でも数少ない現存天守を有し、天守は彦根城や姫路城と並び国宝に指定されています。木造の大天守内は大人610円(本丸庭園に入るためには観覧料が必要。市立博物館と共通)で観覧ができます。
当時のままの内部は階段が思っているよりも狭く急です。土足厳禁となっているので靴下での登城は意外と大変かもしれません。
しかし、中には松本城最後の城主・戸田氏が残した甲冑や徳川吉宗の朱印状などの貴重な品々が展示されています。
他には松本市出身の赤羽通重夫妻が寄贈した火縄銃なども展示されています。