竹田城の雲海に出会うためのポイントと注意
竹田城へのアクセス方法と雲海スポット
竹田城跡の雲海を見たい方は「立雲峡」「藤和峠」「大倉部山」「金梨山」「但馬自然学校」がおすすめスポットになります。アクセスは、3月1日~11月末までは竹田城跡の開山時期に伴い「竹田城跡」~「竹田城下町」をつなぐ、路線バス「天空バス」が運行しています。
「山城の里」~「竹田城跡」間は、狭路で一般車両の乗り入れが出来ないため、車では「山城の里」または「まちなか駐車場」に駐車してから「天空バス」または徒歩になります。
ただし、まちなか駐車場からは、田城跡までの直行便が1日2便なので、竹田駅からのバスで向かうのが便利かもしれません。
竹田城の雲海時期と時間帯
竹田城の雲海に出会える期間は、9月下旬から4月上旬の早朝とされており、特に11月下旬から12月上旬がもっとも雲海が出やすい時期と言われています。早朝の明け方位から午前8時頃までの時間帯に雲海が見られる確立が高くなります。
雲海が見られる条件としては「よく晴れていること」「朝方と日中の気温の差が大きいこと」「風が弱いこと」があげられます。
前日の深夜、高速道路の案内にて「霧注意」の表示が出ていると雲海が出る可能性が高まるそうです。
竹田城で雲海に出会える4つの条件
①当日の朝はよく晴れている。兵庫県朝来市の天気予報を確認しておくと良いでしょう。※朝来市サイトがあります。②前日の最高気温と当日の最低気温の差が7~13度ある。「最高気温」と「最低気温」の差が大きい日の翌日の早朝が雲海の確立が高まります。これは気温差で水蒸気が霧になりやすいためです。
③4日以内に雨が降っている。前日から3日以内に雨が降っていると雲海が発生しやすくなります。
④風速が2m以内である。当日、晴れていて「風が無い」ことが重なると雲海が発生する確率がさらに高まります。
以上、約60%の確率で雲海が発生する4つのポイントをまとめてみました。
竹田城の雲海を見に行く前に3つの準備
①懐中電灯雲海を見に行くためには夜の山道を歩くため、足下を照らす懐中電灯が必要です。夜の登山道なので両手が空くものがベストでヘッドライト型が望ましいでしょう。
白色LEDと赤色LEDと切り替えられるタイプのヘッドライトであれば、登山中は明るく照らす白色LED、眺望ポイントに着いたら赤色LEDで手元だけを照らします。
これはカメラマンが多い場所では星空を撮影している人も多く、白色LEDで周囲を照らしていると撮影に迷惑になることがあるからです。
②カッパ・防水加工の服装
これは雨対策ではなく露対策のためです。深夜から明け方にかけて雲海は下降したり、上昇したりします。
雲海に包まれてしまえば、水蒸気に包まれ露で服が濡れてしまうからです。
③防寒対策
夜明け前になると寒さは半端ではありません。袖口や首などから体に冷たい外気を入れない服装を選ぶようにしましょう。
服の内側の空気を逃さない素材で体を暖める工夫をしておくと良いですね。
10月は最低気温は9度前後、11月中下旬になれば最低気温2~3度の寒さになります。