紅葉が美しい秋の玄宮園・彦根城
歴史ある大名庭園玄宮園
言わずと知れた大名庭園玄宮園は、彦根城の北東に位置し、琵琶湖や中国にある瀟湘八景を置き換えて造られました。元々玄宮園は1667年に4代藩主「井伊直興」によって造営が始まり、1679年に完成した下屋敷の庭園でした。
玄宮園という名が付けられたのは、唐の玄宗皇帝の離宮が関係していると言われています。
庭園の中心にある魚躍沼(池)のまわりには、9つの橋や時代を感じさせる鳳翔台(茶屋)等が建てられており、美しい景色が堪能できます。
ちなみに魚躍沼の水は、琵琶湖から引いているため、水が腐ってしまうこともなかったようです。
9月中頃には毎年「玄宮園で虫の音を聞く会」と題したイベントが開催されているのも魅力の一つです。
都会では味わえない、自然をいっぱい感じることができます。
ライトアップで幻想的な錦秋の玄宮園
玄宮園の紅葉時期は、紅色に染まった美しいイロハモミジを楽しむことができます。静けさ肌寒さを感じる秋の夜には、ライトアップされた紅葉はとても美しく、水面に映る姿は幻想的で見る人達の心を満たしてくれる絶景です。
玄宮園の紅葉の見どころは、11月中旬から12月上旬で特に1月中旬から下旬にかけてライトアップされるので、更に美しい景色を堪能できます。
【錦秋の玄宮園ライトアップの基本情報】
開催期間:11月中旬~11月下旬
時間:18:00〜21:00(入場は20:30まで)
場所:玄宮園
入場料:大人700円/小・中学生350円
紅葉だけじゃない蓬莱島の魅力
玄宮園の蓬莱島には、鶴がくちばしを空に向けて鳴いている姿を表した石組があり「鶴鳴渚」と呼ばれています。正面から見るよりも、反対側から見た方がその姿がわかりやすいそうです。
美しい紅葉はもちろん、季節関係なく鑑賞できる蓬莱島の鶴鳴渚も人気の鑑賞スポットです。
屋形船で優雅に紅葉鑑賞
彦根城では屋形船に乗って景色を鑑賞することができます。秋の錦秋ライトアップ期間中は、夜間も屋形船の運航を行っていますので昼間の紅葉だけでなく、夜間にライトアップされた美しい紅葉を屋形船に乗って優雅に鑑賞するのもおすすめです。
歩いて彦根城を見るのと違った景色が味わえます。