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松代城

松代城

松代城の基本情報

名所松代城
別名:海津城
文化財史跡
区分
国の史跡
住所〒381-1231
長野県長野市松代町松代44
☎026-278-2801(真田宝物館)
築城1560年
築主武田信玄
入場料無料(見学自由)
スタンプ
設置場所
松代城管理棟入口


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松代城の歴史

武田騎馬隊でも有名な甲斐の武田信玄が信濃の国を攻略するための拠点とした城で、特に越後の上杉謙信と10年にもおよぶ戦いを繰り広げた川中島の戦いでは上杉との戦いの最前線を担っていました。

城代は武田二十四将にも数えられている高坂弾正昌信が務め、第四次川中島の戦いでは侵攻してくる上杉軍に対して高坂はこの松代城で篭城し、本隊である信玄の到着を待ち、その後1561年9月10日、八幡原で戦闘が開始されました。

武田氏が滅亡した後は織田の家臣・森長可でしたが、長可は本能寺の変が起こると美濃へ退却、その後は上杉氏の支配下に置かれますが、上杉景勝が会津へ転封となったあとは豊臣の家臣・田丸直昌が城主となりました。

江戸時代には真田氏が藩主となり、この城を中心に真田10万石の松代藩として城下町も発展しました。

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松代城の観光ポイント

この城は千曲川を背後にした輪郭式平城で本輪曲を三方向から囲み、丸馬出と三日月堀がある甲州流の築城術の特徴が強く出ています。

明治時代に廃城されてからは建物は取り壊され、石垣のみが残っていましたが現在は櫓門や木橋、土塁などが復元され天然の要塞の面影を取り戻しています。

松代城趾ほど近くには藩主を務めた真田氏の九代目幸教が義母の住まいとして建てた新御殿があります。

こちらは明治以降、真田氏の私邸として利用されており風情ある庭園や表門、主屋など江戸時代の建築様式がよく現れています。

真田邸がある真田公園内には真田宝物館もあり、青江の大太刀など貴重な品が展示されています。

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