多気城
多気城の基本情報
名所 | 多気城 別名:多気山城・城山城 |
文化財史跡 区分 | ー |
住所 | 〒300-4231 茨城県つくば市北条388 ☎ー |
築城 | 平安時代中期頃 |
築主 | 平維幹? |
入場料 | ー |
多気城の歴史
多気城があるつくば市北条の辺りには平沢官衙遺跡などの古墳時代から古代の古い遺跡が多く集中しています。大規模な寺院の跡もあることからこの辺りは、中世初期には地域の中心部であったことが考えられます。
多気城は平安時代中期頃に常陸平氏の宗家・大掾(だいじょう)氏の平維幹が、この地に移り住み築城したという説があり、鎌倉時代の歴史書である吾妻鏡にも多気の山城として名前が出ています。
現在の縄張りは戦国時代に佐竹氏が築城した時のもののようで、関東七名城の一つとして数えられるこの城は巨大で二重の横堀が山頂部分を取り囲むようにめぐらされているなど他の城とは違うところが多くあります。
また、発掘調査の際に出土品が少なく、文献もなかったため謎の多い城と言われてきましたが、近年になり多気山城に関する文献史料が見つかったそうです。