唐沢山城
唐沢山城の基本情報
名所 | 唐沢山城 別名:栃本城・根古屋城・牛ヶ城 |
文化財史跡 区分 | 国の史跡 |
住所 | 〒327-0801 栃木県佐野市富士町1409 ☎0283-24-5111 |
築城 | 927年? |
築主 | 藤原秀郷? |
入場料 | ー |
唐沢山城の歴史
関東一の山城と称される唐沢山城は関東七名城の一つとしても数えられる連郭式山城です。山頂に本丸が配置され、その周りに曲輪が配置された山城は名将としても名高い上杉謙信でさえも撃ち落とすことができなかったそうです。
築城は平安時代の927年と言われていますが、近年の研究では起源は15世紀後半だと言われています。
唐沢山城の本丸には築城主とされている藤原秀郷を祀る唐沢山神社があり、これは明治時代に創建されたものです。
戦国時代このあたりは相模の北条氏と越後の上杉氏の二大勢力に挟まれており、当時唐沢山城城主であった佐野昌綱は、初め上杉側についていましたが昌綱の子・宗綱は上杉の養子となっていた弟の虎松丸と不和になり争いが勃発すると佐野氏と上杉氏は決別することになりました。
その後、北条氏と手を結んだ佐野市でしたが、秀吉の小田原征伐の際には豊臣方につき、関ヶ原の戦いでは徳川に与し佐野藩が成立しました。
1602年麓に佐野城が築城され、居を移したため唐沢山城は歴史の表舞台から去ることになりました。
唐沢山城の観光ポイント
石垣や大手枡形、土塁などの遺構が残っています。特に立派な高石垣は圧巻です。唐沢山神社の周辺には沢山の猫が暮らしており、城好きだけではなく猫好きにも人気のスポットとなっています。麓のお土産やでは猫の餌が売られているそうです。
また、唐沢山城から県道141号線を佐野市街に向かって進み、犬伏町の信号を左へ曲がって少しいったところにある新町薬師堂は、関ヶ原の合戦の際に真田父子が東西にわかれて戦うことを決断した場所だと伝承されており、唐沢山城を訪れた際には是非立ち寄りたいスポットとなっています。