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船岡城

船岡城

船岡城の基本情報

名所船岡城
別名:芝田城・柴田城・船岡要害・舟岡要害・四保館
文化財史跡
区分
住所〒989-1606
宮城県柴田郡柴田町船岡館山
☎0224-87-7101※柴田町観光物産交流館「さくらの里」
築城
築主芝田次郎?
入場料船岡城址公園:散策無料









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船岡城の歴史

船岡城の築城年や築城主は明らかになっていませんが、鎌倉時代に成立した吾妻鏡の中に1200年に源頼家の家臣・宮城四郎家業によって芝田次郎が攻められたということが記されているため、それ以前にこの地には城が築城されていたと考えられています。

その後の16世紀初めには伊達家の家臣で柴田氏の祖にあたる四保但馬定朝の居城となりましたが、1593年には伊達政宗の側近・屋代景頼が居城とし、1615年には仙台藩の重臣である原田宗資が居城。

1671年に宗資の子・原田宗輔が伊達騒動と呼ばれるお家騒動の当事者の一人となり、江戸幕府の大老・酒井忠清の屋敷で審問が行われましたが、審問中に控室で伊達宗重を斬殺し、酒井家の家臣によって争っていた柴田朝意、聞役の蜂屋可広と共に斬られて死亡すると原田家はお家断絶となりました。

1681年柴田氏が入城し、1694年には三の丸に居館を建て居所としました。
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船岡城の観光ポイント

明治維新まで柴田氏が居所としていたこの場所は、東北地方でも有数の桜の名所として知られており、日本さくら名所100選にも選ばれています。

全長305mのスロープカーに乗って公園の山頂まで行くことができ、桜のトンネルの中をゆっくりと進む眺望は見ごたえがあります。

公園内には1000本あまりのソメイヨシノが植えられており、県内外からお花見に訪れる人々の目を楽しませます。

毎年4月上旬から下旬にかけて桜まつりも開催され、祭りの期間中は夜桜のライトアップも行われています。

初夏の船岡城は約2600株ものあじさいに彩られ桜の頃とはまた違った趣があります。

12月には柴田町の随所にイルミネーションが施され、船岡城も色とりどりの光で飾られます。

冴えた空気の中、この時期にしか見ることができない風景ですので、万全の寒さ対策をして行ってみてください。

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