ライトアップが有名なお城ランキング
第1位:鶴ヶ城(福島県会津若松市)
鶴ヶ城(若松城)といえば会津若松の観光名所のひとつ。じつは会津随一の桜の名所でもあることは皆さんご存知でしょうか。
城下に広がる鶴ヶ城公園にはおよそ1000本近くの桜が花を咲かせ、春には「鶴ヶ城さくらまつり」が開催されます。
桜の開花からゴールデンウィークまでの間には、日本最大級規模でのライトアップが行われ、夜桜を楽しめることでも有名です。
さらに夏(9月下旬)には会津最大のイベント「会津まつり」が3日間にわたって開催されます。
この祭りの最大の見所は総勢約500名で構成される「会津藩公行列」の武者姿の練り歩き、鶴ヶ城本丸にて出陣式が執り行われた後、街中への練り歩きが始まるという本格的な行事です。
例年、沿道を観客が埋め尽くすこの行事は、まるで自分も戦国の時代にタイムスリップしたような心地を味わえます。
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第2位:松本城(長野県松本市)
松本市の桜の絶景スポットのひとつとして外せないのが松本城です。公園や本丸庭園にはおよそ3300本近くの桜が植えられています。
開花宣言を受けた3日後から8日間は、松本城天守と本丸庭園の桜のライトアップが行われます。
また、月見櫓にて雅楽などの演奏が行われる「夜桜会」なる雅な催しが開催されます。
おすすめしたいのは「駒つなぎの桜」と呼ばれる「しだれ桜」です。
加藤清正が江戸からの帰りに立ち寄った際、松本城城主の石川康長が馬を献上した際につないだ木という伝承を持つ一本桜です。
この桜もライトアップされ、天守とのコントラストを堪能することができます。
春だけではなく、秋の風景も楽しめるのが松本城の魅力のひとつ。国宝の黒い天守と赤く染まった紅葉のコントラストの美しさは目を奪われる美しさです。
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第3位:名古屋城(愛知県名古屋市)
名古屋城の周囲には二之丸、三之丸、北園と複数の公園から成り立つ名城公園が広がり、その広大な園内では春には桜、秋には紅葉と季節によって、計算された見事な景観を楽しむことができます。
名古屋城の桜祭りの時期は、3月下旬から4月上旬。ソメイヨシノや枝垂桜など10種の桜が約1,000本近く咲き誇り、20万人近い花見客で賑わいます。
敷地全体に咲き誇る桜達が名古屋城を華々しく飾り、期間中はもちろんライトアップが実施され、城の白い壁に浮き上がる美しい夜桜たちが堪能できます。
また、2018年12月に名古屋城一帯をプロジェクションマッピングとイルミネーションで豪華絢爛に彩ったイベント「NIGHT CASTLE OWARI EDO FANTASIA」が開催されました。
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第4位:大阪城(大阪府)
大阪城址園内には3000本近くの桜が植えられており、西の丸庭園ではソメイヨシノを中心に300本近い桜が楽しめます。
見頃を迎える3月下旬から4月の中旬にかけて行われる観桜ナイターではライトアップされた満開の桜と美しく照らされた大阪城の絵を楽しむことができます。
冬場には「大阪城イルミナージュ」と称した、イルミネーションイベントが開催されます。
過去には大阪城に3Dプロジェクションマッピングを施すイベントも実施していましたが、ここ数年はイルミネーションイベントが開催されています。
2018年のテーマは「幕末・維新・文明開化」。約300万球のイルミネーションで描かれる幕末の激動の時代は圧巻です。
2019年以降のテーマは一体何になるのか発表が待ち遠しいですね。
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第5位:金沢城(石川県金沢市)
金沢城公園内に再現された玉泉院丸庭園があります。加賀の三代藩主前田利常が作成した庭園です。
「おもてなし」の場として用いられていた兼六園に比べ、藩主の内庭として利用されていた3000坪という広大な敷地に作られた庭園になります。
金沢城公園と兼六園をライトアップする「金沢城・兼六園四季物語」を通して、四季折々の石川の魅力を伝えるイベントを開催しています。
春の夜には「春の段」として4月の下旬ごろから5月初旬に掛けて、桜のライトアップが実施されます。
さらに紅葉の時期には「秋の段」として、11月初旬から12月の頭まで紅葉のライトアップが行われます。
特別名勝に指定されている兼六園、なんと夜間は無料開放で楽しむことが出来ます。
兼六園の紅葉は県内でもトップクラスの人気を誇るので、まずは金沢城公園のライトアップを楽しんでから兼六園の紅葉を楽しむのがおすすめです。
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第6位:高知城(高知県高知市)
高知城のライトアップは日没から22時まで実施されています。
じつは公式で始まる前は、とあるお店が自分たちのサービスのひとつとして、ライトアップをしていたことをご存知でしょうか?ひとつは「赤い靴」というピアノバー。もうひとつが「城西館」という高知の老舗旅館です。
お風呂上りの楽しみとして最上階の「城見櫓」から、宿泊客自らがライトアップを楽しめるということで特別な思い出づくりにもなり、大人気のサービスのようです。
高知城では昨年「チームラボ 高知城 光の祭」というデジタルアート展が開催されたことでも話題になりました。
城跡に経ち続ける物体と光の呼応を楽しませる展示や、本丸内の廊下の襖にコンピュータのシミュレーションで作り上げた水飛沫の様子を映像で描き出す作品などが楽しめたことで話題を集めました。
現在はチームラボの展示は終了しましたが、自らの手で城をライトアップできる体験はなかなか出来る経験ではありません。
高知県に立ち寄った際、是非夜の高知城を照らしにいってみてはいかがでしょうか。
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第7位:熊本城(熊本県熊本市)
日本三大名城のひとつ熊本城は別名銀杏城とも呼ばれ、秋には天守閣前の大イチョウの紅葉が見ごろを迎え、その美しさは筆舌に尽くしがたいものです。
熊本城のライトアップは日没から23時まで夜間毎日ライトアップが行われています。
ライトアップと一緒に秋には「くまもと秋のまつり」と称された、熊本市内一帯で祭りが開催されます。
9月の「藤崎八幡宮例大祭」を皮切りに11月の「肥後のつりてまり」まで、複数のお祭り・イベントが開催されます。
秋のくまもとお城まつりでは10月1日から中旬ごろまで、熊本城を中心に毎日イベントが繰り広げられます。
お城まつりは桜の開花時期にも行われ、春のおまつりではYOSAKOIや音楽イベントなどが二の丸ステージを中心に開催されます。
熊本地震の被害のために修復作業が現在も続いておりますが、春秋のお城まつりには多くの人で賑わいます。
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第8位:竹田城(兵庫県朝来市)
天空の城と呼ばれる竹田城は15世紀半ばに築城された山城です。
立派な石垣があり、完全な形で現存している石垣遺構として全国屈指の規模を誇ります。
春には城跡内にソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても有名で竹田城の桜見で面白いのは楽しみ方が2つあることです。
それは、中から見るか、外から見るか。中から見る場合は竹田城跡内の北千畳から楽しむ桜がおすすめです。
期間中はライトアップがされますので、普段は見ることのできない竹田城の顔を夜桜とともに楽しむことができます。
外から見る場合ですが、竹田城の向かい野山にある立雲峡へと向かいましょう。
竹田城の桜が満開になると城跡全体が桜色に染まり、幻想的な風景を楽しむことができます。
立雲峡からライトアップされた竹田城跡の構図は、絶好のフォトスポットでもあります。
秋には朝霧が竹田城跡を取り囲み、雲の合間に浮かぶような紅葉の景色はなんとも荘厳。こちらも一度は見てきたい光景です。
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第9位:長浜城(滋賀県長浜市)
豊臣秀吉の居城で江戸時代の前期に廃城となった長浜城。その城跡に作られたのが「豊公園(ほうこうえん)」です。
公園内には長浜城歴史博物館やテニスコートなどのスポーツ施設が併設されるほか、四季折々の風景を楽しませるように桜や梅、藤など多くの花が植えられ、訪れる人々の感性を刺激します。
豊公園内にはおよそ600本のソメイヨシノが植えられており、桜の季節になると、敷地内に一斉に花弁が花を咲かせます。天守閣から臨むその光景はまるで桜の海のように視界を埋め尽くします。
桜の開花期間中には、ぼんぼり・ライトアップが実施されて夜桜を楽しむことができます。やわらかな灯りの中に浮かび上がる夜桜はとても幻想的で一見の価値ありです。
恋人と一緒に訪れてロマンチックな雰囲気を楽しんではいかがでしょうか。
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第10位:横手城(秋田県横手市)
かつて戊辰戦争で焼失した横手城跡地に整備された横手公園。
敷地内には郷土資料館の他、二の丸跡に建てられた天守閣様式の展望台、横手バラ園や赤土広場を備え、今では「お城山」として地域の人々の憩いの場となっています。
横手公園では一年を通じて多くイベントが行われており、その中でも3000本の桜が咲き誇る「よこて桜祭り」は、およそ4万人近くの人が訪れる有名な桜祭りです。
例年4月下旬から5月の上旬にかけて見頃を迎え、夜には天守閣展望台がライトアップされ、夜桜を楽しむことができます。
おすすめの見所は、横手城へと続く石段からの眺め。
石段に備えられた灯篭と桜、そしてお城の白壁とのコントラストが美しく、写真映え間違いありません。日中も美しいですが、夜桜でのコントラストも幽玄さが感じられます。
また、横手公園の入り口周辺に広がる光景も見所のひとつです。
再度に植えられた桜がアーチを描き、まるで桜のトンネルをくぐっているような幻想的な雰囲気を堪能できます。
カップルやご家族で歩けば、いっそう雰囲気を楽しむことができるのではないでしょうか。
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