小田原城
小田原城の基本情報
名所 | 小田原城 |
文化財史跡 区分 | 国の史跡 |
住所 | 〒250-0014 神奈川県小田原市城内 ☎0465-23-1373(小田原城址公園) |
築城 | 1417年 |
築主 | 大森頼春 |
入場料 | 一般410円 小中学生150円 |
スタンプ 設置場所 | 天守閣1階 |
小田原城の歴史
小田原北条氏の本拠地として有名な平山城です。北条早雲が小田原城を奪取するまでは大森氏の城であったという説が有力で1495年に当時友好関係にあった大森藤頼から北条早雲(伊勢平氏流伊勢盛時)が奪ったと言われています。
3代目当主の北条氏康の時代には難攻不落、無敵の城として名を馳せ、越後の龍・上杉謙信や甲斐の虎・武田信玄の攻撃にも耐え抜きました。
小田原城には普段城主が居館としたとされる現在の天守に他に、背後の八幡山に詰めの城があり、両方の城の土塁や堀などの遺構が残されている珍しい城でもあります。
豊臣秀吉の小田原討伐の対象となった北条氏の本拠地であり、日本百名城の中にはこの小田原討伐に関わった城が多く存在します。
余談ですが、小田原征伐が行われた理由は小田原北条氏が真田氏の領地を侵略したことによる惣無事令(私闘の禁止)によるそうです。
これにより豊臣秀吉は配下の将と共に小田原北条氏とその配下の城を攻め落としました。
小田原城の観光ポイント
当時の建物は度重なる地震などで倒壊してしまい残ってはいません。1706年には天守が再建されましたがこれも明治に解体されました。
現在ある建物や門は後に再建・復元されたものです。小田原城の外郭は広大で詰めの城がある八幡山から相模湾沿いまで9kmの土塁や空堀で取り囲まれていたそうです。
その規模のため以降も広い範囲に残っています。
小田原城趾は公園になっており桜の時期は大変見事です。
また、小田原城外ですが小田原駅からお越しの際には駅前の商店街内、おしゃれ横丁に氏政と氏照がこの上で切腹したと伝えられている生害石と五輪塔がありますので是非お参りしてください。場所は少しわかりにくいです。
幸せの鈴を持ち帰り、願いがかなった後に納めにくると領民想いだった氏政・氏照両人の供養にもなるそうです。
少し時間がある方は小田原から箱根湯本の早雲寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。静かな境内には北条氏5代の墓があります。