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子供と一緒に楽しめる人気のお城

全国で親子一緒に楽しめる城を集めてみました。歴史も学べ、近くには子供が遊べる公園もあってなど家族連れにピッタリな城をご紹介します。

鶴ケ城※会津若松城・黒川城(福島県)

鶴ケ城は1384年に葦名氏(あしなし)7代目の直盛が築いた黒川城が始まりです。戊辰戦争では幕府に味方し、1ヶ月もの間落とされなかった難攻不落の城でもあります。

また白虎隊でも知られる城で、天守は明治7年に1度取り壊されて、現在の天守は昭和40年頃に寄付によって再建されました。

平成23年には幕末時代の赤瓦を使用した姿をお披露目。日本でただ1つの赤瓦天守です。

鶴ケ城は駅から近く徒歩5分、市内周遊バス「ハイカラさんあかべえ」も可愛らしいバスなので利用することで記念に残りますよ。

お城周りに有料駐車場も3ヶ所あり、広い公園内もベビーカーOK。公衆トイレにもオムツ交換台も設置され、小さなお子さま連れでも安心です。

お城の石垣にはハート型の石があるそうで、一緒に探しながら歩くのも良いですね。

土日には「十楽」と名付けられたイベントが開かれ、沢山の出店が並ぶので楽しめます。

さらに3720㎡の広い鶴ヶ城の公園内にはソメイヨシノをはじめとする桜の木が1000本もあり、日本桜の名所100選にも選ばれています。

春、桜の咲く時期にはライトアップされ、昼間とは全く違った美しさがあります。ぜひ、ご家族で夜桜見物にお越しくださいね。
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あかべこの絵付け体験

めったに出来ない体験なんていかがでしょうか。

城の北出丸入口にある鶴ケ城会館では「あかべこの絵付け体験」ができます。

小田原城(神奈川県)

小田原城は戦国時代、北条氏の居城として栄えていた城です。

4代目北条氏政の時、越後の上杉謙信や甲斐の武田信玄に攻められても落ちることのなかった難攻不落の城としても知られていました。

しかし、豊臣秀吉の時代になり、小田原北条攻めの際に落城します。

現在の天守は1960年頃に再建し、平成の大修理も終えて2016年5月1日にリニューアルオープンして新しい見所満載です。

常盤木門

常盤木門1階では甲冑着付け体験ができます。

忍者の格好も子供に人気で天守をバックに記念撮影などはいかがでしょうか。

NINJA館

2019年4月20日リニューアルオープンし、北条氏を陰で支えた風魔忍者をモチーフにされています。

小田原こども遊園地

小田原城跡公園内にある子供達に大人気の遊園地です。

天守閣前のスロープを下った場所にあり、嬉しいことに入場無料です。

乗り物は有料ですが、他に比べるとかなりの安さに驚かれると思います。

小さな子供連れですと城見学に退屈してしまうかもしれません。そんなときは、こちらで時間を使っていただくのもオススメです。

松本城(長野県)

白と黒のコントラストが美しい国宝松本城。元は戦国時代に小笠原氏によって築かれた深志城が始まりです。

毎年秋になると部分的に工事が行われ、美しさを保っています。2019年には8月26日~10月3日まで、「月見櫓」と「太二門」の塗装部分の塗り替え工事が行われました。

赤い色が印象的な埋橋と黒と白の天守をバックにした写真はよく見かけますね。

松本城を囲むお堀には数多くの鯉が泳ぐ姿や愛嬌たっぷりの白鳥が迎えてくれます。

平成12年に彦根城から移ってきてから19年もの間、松本城の人気者「白鳥」がいます。

2019年現在は3羽が松本城に来てくれた人を歓迎し、元気に泳ぐ姿が微笑ましく思えます。

公園内はベビーカーもOKなので、小さなお子さまが歩き疲れても安心です。

気になるオムツ交換所や授乳室もあり、抱っこの必要な赤ちゃんとママさんにも優しいお城なのです。

天守近くまで行くと次は忍者のお出迎えがあったりワクワクが止まりません。

天守内部も見逃せませんが松本城にある11ヵ所の石落とし、115ヵ所の狭間は外からでも確認することができます。

春は桜の名所、夏はアルプスの緑、秋の紅葉、冬は氷彫の祭典と四季いつでも楽しめるお城なんですね。

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名古屋城(愛知県)

金のシャチホコで有名な名古屋城は徳川家17代の居城だった城です。

徳川時代の天守は1945年に空襲で焼け、1959年に天守・正門が再建されました。

現在はコンクリート造りの天守を解体し、2022年の木造天守閣復元に向けての工事に入っているため天守閣は閉鎖されています。

城内に完備されていた天守閣のエレベーターが問題視され、ニュースになっていたのをご存知の方も多いことでしょう。

次はエレベーターに変わってリフトを設置する予定だとか囁かれていますが、どうなるのでしょうね。

金シャチ横丁

しばらくは天守登城は出来ませんが、天守を中心に広がる名城公園に2018年3月29日に「金シャチ横丁」が新しく仲間入りしました。

名古屋を代表する飲食店がズラリと道の両側に並び、2つのゾーンに分かれています。

1つは昔ながらの定番老舗、‘’なごやめし‘’を味わえる〈義直ゾーン〉。

「味噌カツ矢場とん」・「ひつまぶし名古屋備長」・「味噌煮込みうどん、山下家総本家」などの店舗が並ぶ。

もう1つは新しい味を提供してくれる〈宗春ゾーン〉。「ラーメン・フジヤマ55」・「あんかけスパゲッティー・あんかけ太郎」等の店舗が並びます。

名古屋城に入る前にお腹を満たして行くか、見学後にとっておくか、これも名古屋城ならではの楽しみ方です。

木造天守閣復元までは名城公園でお楽しみください。

大阪城(大阪府)

「太閤さんのお城」として有名な大阪城。春の桜シーズンは人気高い城です。

天守は少し高台にあるため、小さなお子さま連れの場合にはベビーカーを準備しておくと良いでしょう。

天守はエレベーターが設置されていますので安心です。

広い公園にはロードトレインやエレフトリッカーと呼ぶ乗り物(有料)が走っているので、公園内をぐるっとまわりたいなら利用しても楽しめますね。

刻印のある石垣

大阪城は石垣が有名です。

天守に向かう際に南側の門から入ると名高い「たこ石」・「振袖石」があります。

また天守北側に降りて行くと広場のあちこちに刻印の入った大きな石がゴロゴロおかれています。

「残念石」と名付けられ、その名の通り石垣には使用されませんでした。

子供天守閣

実は公園内には、もう1つ天守閣があるんですよ。

「子供天守閣」と呼ばれる無料の屋外公園です。遊遊スライダー(ローラー滑り台)や忍びの廊下などといった遊具満載で人気の公園です。

ボーネルンドプレイヴィル大阪城公園

有料ではありますが「ボーネルンドプレイヴィル大阪城公園」が誕生しています。

小学6年生までが楽しめる「屋外と屋内の遊び場」で、公園天守閣の隣に位置しています。

屋外エリアには小川で水遊びや生き物とのふれあい、砂場、アクアプレイ、縄ばしご、木製滑り台、平均台、3人乗り大型ブランコなどがあります。

屋内エリアにはブブロック、粘土、絵の具、ブックスペース、年齢別にジャングルやボルダリングなどが作られています。

天候に関係なく楽しめるのはありがたいですね。

姫路城(兵庫県)

国宝の天守、そして世界文化遺産になった姫路城。2015年に平成の大改修も終え、再び美しい白亜の姿を見せてくれるようになりました。

1346年に赤松貞範によって築城され、代々城主が代わっていましたが、関ヶ原の戦い後は功績をあげた池田輝政が入城したことで知られています。

姫路城はかなりの広さを持つため、お子さま連れでは少し大変かもしれません。

天守に辿り着くまでに30分以上はかかるほどです。

ちょっと無理と思われたら、三の丸広場に立ち寄られてみてください。

そちらだと思い切り走って遊べますし、天守も眺めることができます。

姫路城の隣には姫路市立動物園があり、お城観光はほどほどにして動物園に立ち寄られると子供さんに喜ばれそうですね。

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松江城(島根県)

2015年に国宝に指定された松江城は、出雲・隠岐2ヶ国を所領した堀尾吉晴により、1611年に築城されました。

それほど大きなお城ではないので、お子さま連れでもほどよく散策しながら観光が楽しめます。

天守の周りにる公園には、ソメイヨシノを中心に180本の桜が植栽され、春の桜シーズンには大変人気のあるお城です。

ベビーカーもOKなので、家族でお花見も楽しめます。

ぐるっと松江堀川めぐり

松江城で大人から子供まで人気なのが、「ぐるっと松江堀川めぐり」と名付けられた遊覧船です。

城の周りのお堀を遊覧船でぐるっと一周できるんですよ。

一周約50分ほどで1日乗車券を購入しておけば何度でも乗り降り可能です。

松江武家屋敷

松江城からすぐの場所に今も残る「塩見縄手」も見逃せません。

お堀沿いに中級武士の武家屋敷が並び、松の大木が並んだ風景は見事です。

こちらもゆっくりと散策できて「松江武家屋敷(中老塩見家の屋敷)」や「小泉八雲の旧宅・記念館」もあります。

タイムスリップしたような景色に小学生位のお子さまなら興味を持って見学してもらえるような場所です。

岡山城(岡山県)

岡山城は豊臣家五大老の1人・宇喜多直家によって1597年に完成されました。

旭川の流れを外堀に利用し、外観が真っ黒なことから「烏城」の別名も持ち合わせます。

岡山城天守にはエレベーターが設置されていますので、小さなお子さまが一緒でも最上階まで楽に上がることができます。

天守内部では1階に備前焼の土ひねり体験ができる工房があり、所要時間は約一時間ほどですので時間に余裕があれば参加してみてください。

他に城に関する展示物、無料でお殿様やお姫様の衣装を着付けして、御駕篭に乗ってみたり、男の子なら刀を持っての写真が撮れます。

さらに月見橋でつながる後楽園(日本三名園)の散策もおすすめします。

伊予松山城(愛媛県)

標高132mの勝山の頂きに1602年加藤嘉明が築城したのが伊予松山城です。

天守からは松山市内をはじめ、瀬戸内海まで360度パノラマの風景を望むことができます。

山の頂きに建つお城のため、小さなお子さま連れで歩いて登るのは大変です。ロープウェイとリフトがありますので、こちらを利用すると楽に向かえます。

重要文化財の天守閣では、無料で甲冑着付け体験ができるので記念に大変身してみてはいかがでしょうか。

さらにお子様と一緒に石垣に残る「刻印」探しをオススメします。

石垣の工事を担当した奉行の印が石に刻まれ、宝探し感覚で楽しめます。

熊本城(熊本県)

平成28年に起きた熊本地震により大きな被害を受け、復旧工事が行われていましたが、令和元年10月5日より14日までの特別公開となりますが、「熊本城大天守外観復旧記念週間」といって、日・祝日限定で外観が見学できます。(二の丸エリアや広場から天守閣前広場の公開。この期間内の平日には平左衛門丸エリアまで公開されます。)

平成30年には大天守の石垣790個の石も積み直しが終わり、続いて小天守の石垣積み直しが急ピッチで行われています。

現在は復旧工事中で天守に近づくことも出来ませんが、このような姿を見ることができるのは貴重な体験です。

熊本城を遠目からぐるりと回った後は、熊本城の城下町「桜の馬場・城彩苑」に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

熊本城ミュージアムわくわく座

熊本城の歴史・文化を「見て・聞いて・さわって」をモチーフに体験できるようになっています。時代の衣装でなりきり体験も人気ですよ。

お腹がすいたら桜の小路にあるお店でお食事、お土産もたくさん並んでいます。

彦根城(滋賀県)

彦根城は井伊直継・直孝により20年もの歳月をかけて1622年に完成されました。

国宝の天守や最近では彦根市のマスコット「ひこにゃん」も全国的に知られています。

彦根城でひこにゃんに会えると、子供さんには人気のお城なんです。

ひこにゃんは1日3回会える時間帯がありますので、前もって調べておくと楽しめますね。

彦根城の天守は国宝というだけあり内部は昔のままになっています。つまり、階段がかなりきつい!ということなんです。

ベビーカーを押してこられたら受付に預け、天守内部は抱っこ紐に頼るのが一番です。

天守を見学したあとは近くにある「金亀公園」で一息。子供さんが遊べる遊具があり、屋根付きの休憩所やベンチ、売店もあります。

お城を眺めながら、お弁当を持ってきて家族でゆっくりできる公園です。

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