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津山城

津山城

津山城の基本情報

名所津山城
文化財史跡
区分
国の史跡
三大平山城
住所〒708-0022
岡山県津山市山下
☎0868-23-9123(津山城備中櫓受付)
築城1441年~1444年
築主山名忠政
入場料一般300円
※中小学生無料
スタンプ
設置場所
津山城備中櫓受付









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津山城の歴史

津山城は日本三大平山城で城の東側には吉井川の支流・宮川が流れ、南側には吉井川とその支流で西側に流れる藺田川を外郭として、その内側には城下町の主要部が形成されています。

1441年から美作国の守護大名であった山名教清が自身の一族である山名忠政に命じ鶴山に築城したのが津山城の始まりです。

当時は鶴山城と呼ばれていたようですが、応仁の乱で山名氏が衰退し後に廃城となりました。

1600年、信濃川中島に入領した森忠政は家康支持の立場を明確にし、関ヶ原の戦いの際には東軍に与しました。

1603年、美作国に18万6000石で入封し、津山藩が成立しました。

同年、現在城跡として残っている津山城の築城に着手し、鶴山から津山に改めました。

1616年に13年の歳月をかけて完成した津山城は天守、櫓、城門など80棟以上が立ち並ぶ近世城郭となりました。

1697年、森家が断絶すると安芸国広島藩の藩主・浅野綱長の預かりとなり、翌年の1698年越後高田藩から10万石で松平宣富が入封し、1871年に廃藩置県となるまで城主を務めました。
 
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津山城の観光ポイント

本丸御殿は1809年に起きた火災により焼失し、1873年、廃城令により廃城となり、1874年に天守をはじめとした建物は悉く破却されました。

1890年には腰巻櫓跡の石垣が崩落してしまいましたが、それを機に城の保存運動が始まり、1900年に城跡は鶴山公園として整備されました。

現在、当時の建物は残っていませんが石垣などの遺構を見ることができます。

また、備中櫓と天守台南側の太鼓塀が復元されており、春には多数植えられた桜との美しい風景を楽しむことができます。
 

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